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2022.07.14
株式会社スカイフォールは、ANIME DIGITAL MUSEUM & ARCHIVESを意味するウェブサイト「ANIMUSE」(読み:アニミューズ)を8月10日に開設予定します。ミュージアムの記念すべき第一弾は、35周年を迎えた『王立宇宙軍 オネアミスの翼』展です。
株式会社スカイフォールは、アニメ業界の更なる発展、アニメ文化の継承を目的とした、ANIME DISITAL MUSEUM & ARCHIVESを意味する新たなウェブサイト「ANIMUSE」(読み:アニミューズ)を8月10日に開設します。このミュージアムの記念すべき第一弾は、35周年を迎えた『王立宇宙軍 オネアミスの翼』展です。「ANIMUSE」は“架空の宇宙空間にあるミュージアム” という設定で、そのバックボーンとなるテキストはスタジオぬえの森田繁氏が創作、ミュージアム外観は第一弾の『王立宇宙軍』をイメージとして、前田真宏氏(株式会社カラー)がデザインを手掛けています。「ANIMUSE」では、リアルな展示作品をディスプレイ上に置き換えるだけではなく、デジタルを活用したからこそ見ることができるもの、体験できることへの満足感、納得感の提供を目指しています。
【コメント】
- 植田益朗(「ANIMUSE」館長)
「株式会社スカイフォールのパートナーであり、王立宇宙軍35周年記念プロジェクトの企画プロデューサーである渡辺繁の自宅に眠る『王立宇宙軍』のイメージボードを世に出すにあたり、膨大な点数と、コロナ禍によるリアル展示の難しさから、場所にも時間にも左右されず鑑賞できるデジタルミュージアムを構想しました。そこで展示されたものはデジタルアーカイブされるというメリットもあります。アニメとその関連コンテンツを展示し、文化を保存・継承することによる業界の発展を目指しています。」
- 渡辺 繁(『王立宇宙軍 オネアミスの翼』公開35周年記念プロジェクト 企画プロデューサー)
「玩具メーカーだった(株)バンダイがその自主製作作品第一作としてスポンサードし、この作品を機に作られた(株)ガイナックスのスタジオに集った若いスタッフのみなさんと共に世に送り出した劇場公開アニメーション映画でした。公開から35年という歳月が経ち、その間、制作に供された様々な素材の数々は散逸滅失もいたしました。しかしそれらが35周年を機としてATACさんへと続々と再集結し始め、累計すると分類するのも困難な一万点超えるものとなりました。これらをANIMUSEの柿落とし、ここに作品としてお披露目させていただきます。」
- 前田真宏(株式会社カラー)
「今回のデザインに関してはまず初めに考えたのは『王立宇宙軍』の世界観に沿った未来、衛星軌道上に建設された宇宙飛行士を顕彰するモニュメント兼ミュージアムであると言うことでした。お客さんは無重量下で浮遊しながら自由に見て歩ける……。ドッキングポートを縦に並べてぐるりとアンテナフレームで囲んで「エントランス」としてみました。王家の紋章と王直筆の扁額がお出迎えです。最上階の天辺には飛行士達を導く「スピードの女神像」が天を指しています。」
ANIMUSEについて
【コンセプト】
ARCHIVE+DIGITAL/HISTORY+CULTURE
世界的に高い評価を受けているアニメも、作品づくりのためのたくさんの貴重な資料や、ベテランスタッフの知見を継承する場がほとんどなく、貴重な中間素材も散逸しています。「ANIMUSE」ではアニメに関わる様々な資料やコンテンツ、クリエイターの思いに、いつでも、どこでも、誰でも出会うことが出来ます。
【構成】
1.「ANIME MUSEUM」エリア
オンライン展覧会場。見慣れたウォークスルー型展示ではなく3000ピースを越える画像からモザイクアートを生成。これを入口としてバーチャル空間上に螺旋状に飛びまわるコンテンツからチョイスしたコンテンツから関連コンテンツへと興味を広げることができます。またリアル展示では難しいテキスト系コンテンツの探求を可能とし、深堀りできるバーチャル空間を目指します。
2.「ANIME HERITAGE」エリア
歴史的価値のあるアナログ資料のデジタル化と、アニメのクリエーターたちが生み出してきた知恵と技術に敬意を払い、革新が生まれた背景と知恵や発想、その思いの本質を次代に伝えます。
- コンテンツ(予定):
・渡辺 繁「エモーション魂」(再掲)
バンダイビジュアルのレーベル「EMOTION」を作った男がその軌跡と縁人を振り返るインタビューから、若き情熱溢れる映像ソフト産業の草創期のエピソードを再掲。
・「すわっち(諏訪道彦)のレジェンド声優の遺言聞きます(仮)」
アニメ『名探偵コナン』『シティーハンター』等の名プロデューサー諏訪道彦がインタビュアーとなりレジェンド声優の方から若い声優やアニメ関係者へ向けての遺言を受け賜るコーナー。第一回ゲスト(予定):神谷 明(声優)*月1回配信予定
3. オンラインショップ エリア
チケット購入、作品関連グッズの販売コーナー。
【スタッフ】
館長:植田益朗、企画プロデューサー:渡辺 繁、バックボーン制作:森田 繁(スタジオぬえ)、外観デザイン:前田真宏(株式会社カラー)
【『王立宇宙軍 オネアミスの翼』展 開催概要】
開催期間:2022年8月10日~12月末(予定)期間中3回にわたり公開予定
展示内容:未公開資料イメージボード、絵コンテ、設定、原画、テスト映像等、約1000点
料金:第一弾無料/第二弾・三弾は有料展示を予定
主催:「王立宇宙軍 オネアミスの翼」展 Partners
協力:バンダイナムコフィルムワークス(株)、(株)ガイナックス、ATAC(特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構)